スマイルに在籍する福祉車両インストラクターによる講習会を開催
ご利用者様、スタッフ様を思わぬ事故から守るために、スマイルでは施設や事業所の管理者様、運転担当者様を対象にした安全運転講習会を各地で開催し、好評をいただいています。
在籍する日本福祉車輌協会認定インストラクターが、車いすの正しい固定方法や運転上の注意点など、安全送迎のために身につけておきたい知識を、座学と実車を用いた研修でお伝えしています。
送迎中の重大事故防止に向けて
座学では、送迎中の事故発生メカニズムや車両の死角などについて動画を用いて解説いたします。
実技では、実際にご利用されている車両を用いて、シートベルトの正しい固定方法や架装装置の安全な操作方法を学ぶなど、実践的でわかりやすいプログラムを行っています。
シートベルト装着間違いによる事故例
・事故等の強い衝撃により腹部/首への圧迫により重大事故
・非装着により車外へ放り出され後続車と接触する重大事故
車いす固定装置の固定不十分による事故例
・事故等の強い衝撃により車いすが破損し車内転倒事故
・リフト稼働/ウインチ操作中の転落による事故
講習内容
座学講習と実車講習を組み合わせ開催いたします。
・事故はなぜ起こるか?事故発生のメカニズム
・衝突・自損・搭乗者事故を無くす方法
・ハイエースなどの大型車の資格について
・車いす乗降時の操作手順(固定装置)
・正しいシートベルト着用方法
・福祉車両のよくある故障実例と予防について
・リフト・固定装置・ステップ等の故障対処
スローパー車両取り扱い方ご紹介動画
福祉車両安全研究会設立の背景
現在では年間数百台の福祉車両のリースやレンタカーを取り扱う弊社ですが、サービス開始した10数年以上前は、日々お問い合わせが多くなる中で福祉車両について知識ゼロのまま対応しておりました。しかし、現場と接している中で、福祉車両は取扱いやご利用者様に合わせたご提案にはもっと専門的な知識をつける必要があると実感し、どのように情報を収集し、勉強して良いかわからない中、「日本福祉車輌協会」の福祉車輌取扱士 資格を知り、専門的知識を理解させるため社員全員へ取得を義務化、勉強を始めました。その後、社員全員が福祉車輌取扱士を取得し、福祉車輌協会で行われる定期的な研修に参加をし続けると福祉車両の取扱いだけでなく送迎に関する重大事故を防止する「福祉車輌協会 認定インストラクター 資格」があることを知りました。
現在、福祉車輌協会より認定を受けたインストラクターが弊社には5名在籍しており、在籍数は協会内でもトップクラスです。この資格を活用し、福祉レンタカーの貸出やリースのお客様へお届けの際には安全に取り扱って頂けるよう、ご説明をしております。
この認定インストラクター資格を取得してからはお客様より「従業員へ福祉車両の勉強会・講習会を行ってほしい」とお声掛けを頂きました。お取引の有無に関わらず福祉業界の方々に私どもの知っているノウハウを講習会という形で提供している中で非営利な活動として継続していきたいという思いで「福祉車両安全研究会」を設立いたしました。
今後の活動について
福祉車両安全研究会を設立してからは、今まで活動してきた地域活動も「営利企業」から「非営利団体」となったことで様々な行政団体から講習会やデモンストレーション等のご依頼を頂き、これから加速度を増して活動できることを実感しており、2022年度を目標に、福祉車両に関わる社員全員に「認定インストラクター資格」を取得させることを目標としております。本来、全国の自治体及び、NPOはじめ各団体の皆様と連携しながら各地域の医療、福祉事業に関わる企業、団体様一同にお集まり頂き開催する予定でありましたが、コロナ渦の中、毎月個別に開催しております。
1日も早くこの事態が収束し、全国の皆様に「福祉車両安全研究会」の活動をお伝えしていきたいと日々感じております。
【福祉施設向け】安全運転講習会のご案内動画
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